一粒の種
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今年 田の原には一粒の種がまかれました。田の原の湿原をとり戻そうという思いの詰まった 大切な種です。目には見えない土の中の 水と空気の流れをとり戻していく作業でもあります。
全国から集まった人達が 土を掘り、杭を打ち、石を組んでいきました。
すぐに湿原が戻るということはないでしょう。でも 種から根が出て1ミリ2ミリと伸びていくように、ミズゴケやモウセンゴケが少しづつ広がり、クロユリやコバイケイソウが元気になっていく 僅かでも しっかりとした変化を心に描きます。
御嶽山を仰ぎ見る この田の原から ひとすじの美しい水の流れが広がっていくことを心に描きます。
館内に 8月に行われた施工の様子のパネルを展示しました。10月にも4日間 作業が行われています。