伝上崩れ(御嶽崩れ)
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8月13日、14日 御嶽山火山マイスター主催の 田の原から見える 伝上崩れを解説する ガイドウォークが開催されました。
個性あふれるマイスターの中、岩石マニアでもある Oさんの案内に同行させて頂きました。
1984年に発生した長野県西部地震。王滝村が震源地で 御嶽山の一部が崩れ落ち、29名の尊い命が失われました。そのザックリえぐれている爪痕を田の原から間近に見ることができるのです。
お昼用(?)のサンドイッチを火山の層に見立てた楽しい解説や、まとめのクイズなどがありました。崩れた部分が雲に隠れて見えなくなったりと、ハラハラドキドキもありました。最後の案内の時はホシガラスがすぐ近くで飛び回ったり 木にとまったりと、うれしいハプニングもあり… 木道でオコジョを見たという参加者の方もいて、さっそく動画に撮ったオコジョを見せていただきました。
伝上崩れにより自然湖ができ、今では自然湖のカヌーツアーが行われています。立ち枯れた木々は時に幻想的な姿を見せ、時の流れとともに自然は回復して 四季折々の美しいさまを 訪れる人々に見せてくれます。
その背景にあった40年前の 長野県西部地震による伝上崩れ… 10年前の噴火災害とともに 忘れてはならない御嶽山の記憶です。