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油木美林遊歩道

油木美林は、木曽町三岳の御嶽山麓に広がる、ヒノキなどの美林です。
さとテラス三岳から、黒沢口登山道の登山口、六合目中の湯(標高1818m)。
中の湯の登山口から、御嶽山方面ではなく、四合目を目指して歩く遊歩道があります。
林野庁のHPに詳細な地図が掲載されています。油木美林遊歩道PDF

旅の始まり。朝 三岳 屋敷野~一の沢 バス停付近から
御嶽山がきれいにみられました。

四合目から歩いてもいけますが、今回は、六合目から下ることとします。
(なぜ、下るのか、この秘密は最後に)
中の湯 駐車場から、油木美林遊歩道を歩いて、四合目遊歩道入り口駐車場を目指します。
所要時間は4時間かかりました。

まず、百間滝へ向かいます。
コースガイドを見ると2.8kmとあります。

今回は黒沢口六合目P→百間滝を目指します。百間滝まではおよそ1時間30分ゆっくり歩いて2時間。かかります。出発は6:40

歩き始めるとマイヅルソウの群生が見られます。いたるところに見事です。


実は、この遊歩道の中で、この間が結構な、起伏に富んでいます。
下り坂が続きます。
4つの沢を渡ります。体幹が必要です。バランスを取って歩きましょう。
1つ目の沢・・・常に水が流れています。大雨の後は渡れない可能性もあります。

1つ目の沢

1つ目の沢を越えて、急坂になっています。すべりやすいです。

2つ目から4つ目の沢は、ほとんど水が流れていません。雨の後は水が流れます。
岩がごろごろしています。

2つ目の沢
3つ目の沢
4つ目の沢

沢を4つ超えて、10分弱歩くと、百間滝の小屋が見えてきます。

竹脇聡様 提供

百間滝に竜神さまを祀ってあります。
感謝を込めて、お参り。
ここで一息。木々の間から百間滝が見られます。
しっかり休息いただいて、水分、栄養補給してくださいね。
ここまで、1時間30分かかりました。10分位休憩を取って、歩き出します。

ゴゼンタチバナが 咲いていました

しばらく歩くと、御嶽山と百間滝がきれいにみられるスポットがあります。

写真を撮ったり眺めたりしているとあっという間に時間は経っていきます。
お天気が良いと気持ちよいです。

道案内発見。あと、2.9㎞ 四合目駐車場を目指します。時間は8:33分 ここまで約2時間弱

道案内はありがたいです。
このような木立の中を歩いていきます。
岩石を抱え込んだ根を発見。幹を支えるため根はどこへでもたくましくのびていきます。
木の上に苔が生えてその上に根を張る植物は芸術的です

標識から10分ほど歩くと山の様子が変わってきます。ヒノキ・サワラ・ネズコ・コウヤマキ・アスナロ等の原生林へ


☀太陽に向かって枝を伸ばす

さらに20分ほど歩くと、原生林に囲まれます。9:00

原生林の中を歩いていきます。

蛙に遭遇しました。動きがゆっくりで。何食わぬ顔でじーっとしていました

かわいい赤い実をつけたツル植物もありました。

さらに歩いていきます。
油木美林の案内板を発見9:25

四合目駐車場まであと1.6KM
まだまだ原生林が続きます

見上げると、陽の光はこもれびのようです。大きく成長した木は陽の光を浴びることが出来ますが、
その間を縫って生えている木には、なかなか思うように太陽が届かない場合もあります。

皮がむけてしまった木。

熊さんがむいたかもしれないですが、皮をむかれると木は成長できません。

3番の道案内。四合目駐車場は近いと思います。

原生林を約1時間ほど歩、橋が見えてきます。9:40
木製の橋です。崩れている場所がありましたので気を付けてわたりましょう

この先は階段が続きます

下から階段を撮影しました。

ここから先の階段は、修行のような急斜面にらせんの様に続きます。

上から下るのでも長いと思います。
上るのは考えたくありません。

ようやく階段が終わり、こもれびの滝に到着。ホッとしました10:30
なだらかな階段が始まって1時間近くも階段を下ってきました。

こもれびの滝に迎えられて一息。可愛い花にも感激。

およそ、4時間。

油木美林遊歩道の、こもれびの滝から登る階段が、想像をはるかに超える長い急な階段。
この階段を登るより、降ることにしました。
2人で車2台。集合は油木美林駐車場1台は四合目の油木美林駐車場に置いていきます。
1台に2人で乗車して、中の湯登山口駐車場に車を置いて、六合目から四合目を目指す。降りの登山にしました。