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冬ごもり中のやまテラス便り その2

 里宮を過ぎると道路沿いにいくつもの霊神碑が目に入ります。江戸時代に王滝口を開いた普寛行者は布教の途中で没しますが、

「なきがらは いずくの里に埋むとも こころ御嶽に 有明の月」(村誌王滝歴史編1より)

という辞世の歌を残しました。霊神碑は死後の魂が御嶽山へ還るように願いつくられた石碑で、御嶽山への信仰の深さを物語っています。