伝統を守りつづける
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9月3日 剣ヶ峰、王滝頂上で閉山祭が執り行われました。登山シーズンはまだ続きますが (10月16日 正午まで) 剣ヶ峰 王滝頂上にある御嶽神社奥社は閉山祭をもって閉められました。
先月 8月25日 信者さんが かぶっておられた編み笠が目に留まりました。よく見る三角の笠とは異なり、美しい曲線を描いています。お聞きすると、和歌山県中辺路町で作られている 皆地笠(みなちがさ)ということでした。芝 安男さん(103歳)が一人で守り続けてきた伝統工芸品なのだそうです。雨や雪除けが 補強の竹と桜の皮で留められています。
もう一人の方の笠は、飛騨高山で作られている 蝉笠(せみがさ) で、蝉の模様が編み込まれ 魔除け 雷除けとされているそうです。 編み込む竹の幅にもこだわりがおありでした。
簡単で便利なものにあふれている今、効率だけでは計れない 手仕事のすばらしさを 目の当たりにした日でした。