登山を味わう
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良い天気に恵まれた今年の7月3連休。たくさんの方々にお越しいただきました。目の前に聳える御嶽山を背景に、白装束の信者さんと登山者が入り混じる田の原ならではの景色でした。

トンボや蝶が飛び、花に顔を近づけると小さなアブやかわいい蜂がとまっています。今年はホシガラスをよく見かけるようです。登山中に子供を連れた雷鳥を見ましたという とてもうれしいお話もお聞きしました。(^^)/

モウセンゴケの白く小さな花が咲き始め、シラネニンジンの白、アキノキリンソウ、ミヤマコウゾリナの黄色、ヤマハハコ……植物は花が終わると種をつけ実をつけて次の季節へと準備を始めます。あらゆるものが自然の流れの中を静かに動き続けています。
登山をされる方の中には、毎回下山時にごみを拾ってこられたり、飽きるまで御嶽山に登りますよと週末よく見かける方。王滝村で開催されていたトレイルランを50キロでリタイアし、時間があったから登ってきた とさわやかに言われる方…(先日の登山で足がつった身には とんでもなくすごい発言です)
90歳を超える現在、田の原の大黒天に掛ける赤い幕を毎年お持ちいただく方。来年は来れるかわからんなと…でも ご夫婦でにこやかに帰っていかれました。
多くの方々が行きかい、それぞれの想いで 御嶽山を訪れ 去っていく… ゆるぎない御嶽の大きな姿は そらすべてを やさしく包み込んでいるようです。
